とある海賊二人のお話…(文章版)

 

f:id:copymatsu:20170723162303p:plain

 

二人の乗組員がいました。

二人はとても仲が良く

そして似た者同士でした。

 

二人とも武器の扱いに長けていて

日頃の働きぶりも良く

二人とも他の仲間からも慕われ

船の操縦もできました。

 

当時の船長からは

とても支持されるほど

その海賊団では有力な乗組員でした。

 

二人には数年後、

自分自身で船を持ち

海賊団を結束するという

計画を立てていました。

 

 

「じゃあ海でまた会った時は敵同士だな」

 

「なあ、もしお互い、海で会わなかったら

三年後この島に戻って一緒に酒を飲まないか?」

 

「ああいいとも。それは楽しみだな

 

 

それからしばらく経ったある日

一人の男は先に海へ旅立ちました…

 

f:id:copymatsu:20170728105518j:plain

 

もう一人はその二ヶ月後に旅立ちました…

 

 

それから三年後…

 

 

約束の島へ先に到着したのは

二ヶ月遅れて船を出した男でした。

 

f:id:copymatsu:20170728105721j:plain

 

数十人の屈強な部下を揃え、

きらびやかなお宝を船に積み

立派な船長になっていました。

 

そしてたくさんのお酒とご馳走を用意し

三年前、かつて一緒の船に乗っていた同志を

待っていました…

 

 

どれだけの時間が過ぎたのでしょうか?

いくら待てど、もう1人の男はきません…

 

 

昔の仲間と美味い酒を飲めると

楽しみにしていた船長は悲しんでいました。

 

数日後、船長は別の島で

男を知る人から話を聞きました…

 

先に海に出た男は出航して1ヶ月もしないうちに

嵐に合い船ごと沈んでしまった…ということです。

 

かつての仲間を失った船長はとても悲しみました…

 

しかし二人とも乗組員時代には船長からも

支持され、武器の扱いも良く、

船の操縦もできていて、

優秀で似た者同士の彼らに

 

一体何が二人の違いを生んだのでしょうか?

 

 

 

 

 

f:id:copymatsu:20170728110227j:plain

それは…一人で海を渡っていくのに

必要な航海術です。

 

2ヶ月遅れて船を出した男は

航海術の大切さを知っていたので

以前所属していた海賊団の船長から

2ヶ月かけてきちんと教わっていました。

 

海では何が起こるかわかりません。

いくら海図を持っていたとしても

次の島へたどり着くには困難を極めます。

 

男は航海術を知っていたので

海をでたばかりの小さい船でも

荒波や嵐をなるべく避けて

近くの島までたどり着くことができました。

 

そして早急に食料や武器の調達をすることができ

行き着く島々で仲間の獲得ができたのです。

 

さてここまでお話してわかる通り

海賊が航海していく中で外せない航海術…

 

これをあなたの事業運営に置き換えてみると

マーケティングに当てはまります。

会社創業時はまだ資金も少なく

打てる手がとても少ないことはご存知ですよね。

 

その時、マーケティングを知らない会社は

とても広大な大海原に

小さい船がぽつんと浮かんでいるようなものです。

 

会社という船はいったいどの方向へ進んでいいやら…

現在地も進行方向も全く分からず、

まっすぐ進んでいるようで

少しも次の島へ進んでいなかったり…

 

突然襲ってくる荒波や大嵐を予測できず

船は傷つき、食料や水は尽きていってしまいます…

 

f:id:copymatsu:20170728110824j:plain

 

弱ったなかで敵船に襲われたり

次の島で船の修理、

食料と水の補充ができず、

あと一歩で、というところで

海のもくずとなる…

といった運命になることがあります。

 

しかしマーケティング(航海術)がわかっていると

船の規模や食料、資金を把握しながら

現在地から近い島へ選定することができます。

 

まずスタートアップしたばかりの

事業は資金が切れては運営ができないので

なるべく早くキャッシュを作る必要があります。

 

そこまでの戦略を考えるのがマーケティングです。

中には大手企業の手法を真似する方もいますが…

 

それは昨日までネズミしか

追いかけていなかったネコが

ライオンの真似をしてシマウマを狩にいくようなもの…

後ろ足で蹴り飛ばされるのがオチです…

 

 

 

まだ小さくて力もない事業を

徐々にレベルアップさせ強くさせていく

戦略作りがマーケティングです。

 

長生きする会社は

しっかりとマーケティングができています。

 

 

 

マーケティングは一般的には

集客、販売促進活動だと思われがちですが

 

お客さんを集めてまた来てもらうまでの

仕組み作りも含めてマーケティングです。

 

事業主である方は誰もが

1度は悩んだことがあると思うのですが

「お客さんが来ない」ということは

キャッシュが発生しない、在庫が減らない、

人員が動かない(無駄な給与の発生)

事業一連の活動が全く機能していない…

ということになります。

 

それでは良い商品を持っているだけの

一般の人達ですよね。

 

しかしマーケティングができていると

良い商品をお客様に提供できていてキャッシュを

発生させ経済活動ができている事業

となります。

 

いかがでしたか?

マーケティングがいかに重要か

ご理解していただけたかと思います。

 

なぜ私がマーケティングに関するコンテンツを

発信していくのかご理解できたかと思います。