見たこともない生き物が妻にベタベタと触れている…しかもニタニタしながら!!

 

これは小学生の頃だっけかな?

実際テレビであったことだっけ?

記憶が曖昧で何かで見た、

もしくは読んだことがあるので

一応記載しておきます。

 

 

 

クマと暮らす番組の企画

 

あるテレビ番組で動物好きな男が山へ出かけた

男は動物と仲良くなることがとても上手であり

今までどんな動物も友達になることができた。

 

その時の番組の企画では山に住んでいる

クマと3日間一緒に寝泊まりするという企画。

 

男は初日、クマと難なく打ち解けることができたらしいが

結局、男はクマに頭部を噛み付かれて

帰らぬ人になったという話…

 

 

知らず知らずのうちにしている

これは私も悪戦苦闘していることです。

それは自分の勝手な思い込み。

 

このサービスはお客さんに

喜んでくれるであろうサービス。

ですがお客さんにとっては

不要なサービスだったりする…

 

また身近な例で言えば

気にかけて相手にかけた言葉が

余計な御世話だったり逆に傷つけてしまったり…

 

喜ぶと思って母にプレゼントをあげたら

実は気に入ってなかったらしく友人にあげていたり…

(これは確か…兄が母の日にオカンにプレゼントした例である笑)

 

勘違いというやつです。

うまくこちらが提供するサービスと

お客さんが解決したい問題、

欲しがっている商品を合致させたいものです。

 

 

「自分は大丈夫!しっかりと相手のことを理解しているつもりだから!」

 

というあなたの声が聞こえてきそうですが

たとえどんな経験を積んだとしても

私は完全に言い切れることはありません…

 

それはあくまで「理解しているつもり」だからです

“つもり”を安易に見ていると痛い目にあうのです。

 

 

 

お友達希望のダイバー

 

キューバダイバーが船の上でクジラの群れを発見した時です。

 

ダイバーはクジラと触れ合おうとして海へ飛び込もうとしました。

 

ダイバーはクジラが好きなので笑顔で潜りました…

 

 

 

数頭いるうちの一頭に触れることができました。

 

クジラに害を与える気持ちなんてないのですから

 

ダイバーはクジラとお友達になれたと思っていました…

 

 

すると!

 

 

別のクジラが猛スピードでこちらへ近づき

ダイバーの足へ噛みつきそのまま深海へ連れていかれました!!

 

ダイバーは一瞬にして恐怖のどん底に突き落とされました

さっきまで友達のように触れ合っていたのです。

 

幸いクジラはダイバーを離して船に戻ることができました。

クジラが呼吸するため海面へ戻ったと思われますが…

 

ダイバーはショックでした。

害を与えるつもりなどはなく

友達になるつもりだったのですから…

 

 

 

私はクジラがこのような行動をとったことは当然だと思います。

クジラの気持ちをよく考えて見てください…

 

自分の縄張りに入られて見たこともない人間が

自分の仲間もしくは子供がベタベタ触られているのを見ると

全力で群れを守ろうとしますよね?

 

 

この話を人間界に置き換えてみるとゾッとします。

 

 

あなたは仕事を終えて、帰路につきます。

 

職場を出て日が暮れた街を歩き駅に入り、

 

電車を乗り換えて最寄駅に着きます。

 

改札を出て、徒歩10分…自宅に着きます。

 

「ただいまー今帰ったよー」

 

 

 

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玄関を開けると今まで見たこともない、

 

人間とは姿かたちもまったく違う生き物が

 

あなたの妻にベタベタと触っているのです…

 

それも「友達になろうよ」とタニタと笑いながら!

 

あなたは命がけて妻からその得体の知れない生き物を

引き離そうとするはずです!

必要ならば金属バットだって

振り回すし刃物を振り回してでも妻を守ろうとしますよね?

たとえその生き物が友達になるつもりだったとしても!

 

その気味わるい生き物がクジラにとっては人間だったのです。

出会ったその日でお友達になろうというのが大間違い。

 

冒頭のクマのお話では人間が噛み殺されてしまいますが

反対にクマが山から降りてきて町を徘徊していたら

人間は捕獲、または銃殺しようとしますよね?

まったく同じ話です。

 

 

以上のお話は極端な例です。

相手の気持ち、欲求、感情を完全に理解することは

できませんが少しずつ歩み寄って

お客様がわっと喜ぶようなもの、

満足することを考えなければいけません。

 

ただ一方的にこれはとても良い物ですよと

宣伝することは押し売りになってしまいます。

確かに良いものをオススメしているつもりなのですが…

 

私は「相手のことをしっかりと理解している!」というのは

言い過ぎだと思っていて、逆にそういうことをされると

「俺のことを知ったようなこと言うな!」って思います笑

 

提供する商品(サービス)がお客さんが欲しがっているか、

必要としているか、試してみる必要がありますね。